就活真っ只中ですね。

うちの子供も、3年前に経験しました。うちは双子で同時に就活だったのですが、本当にきつかったです。

今までももちろん高校受験、大学受験の時の合格発表の時などはとても心配しましたが、こんなものは就活の心配に比べれば本当に大した事なかったです。

なぜなら試験には答えがあります。でも就活には答えがありません。ありのままの自分を出したのでは絶対に内定はもらえません。

娘はそんなに前に前に出る方のタイプではないので、「正直に自分自身の事を説明してはどうか?自分はリーダーになるような人間ではないが、こつこつと同じ事を苦にすることなく続ける持続力があります。」と本当の事をいえば、相手の胸に伝わるのではないか?と考えたからです。

実は私は就活をしていません。そんな人間のアドバイスは本当に不要だったと後悔しました。

就活では「リーダーとして御社を発展させていきたい。周りの人間をまとめて、突き進みたい。」みたいな事を言って印象を残さなければまず落とされるのです。嘘を言わなければ通用しないのです。そんな世界があるなんて私は知りませんでした。

2ヶ月たっても内定をもらえず、もがき苦しんでいる子供を見るのは本当に辛かった。今でも人生で一番辛い時でした。なんせ、答えがありませんので、正解が見つかりません。その中でもがき苦しむ子供たちも本当に辛かったと思います。

そのうちやり方を覚えてきてともかく積極的に「嘘」で固めた自分を堂々と言えるようになってきて、なんとか6月末に二人ともそれなりの会社に内定をもらいました。

女房と二人で居酒屋で乾杯したのを覚えています。人生で2番目に嬉しかった日ですね。ちなみに一番は、その数年後、乳がん検診で危なかった女房がガンではなかったという診断をされた日です。

でもね、実は二人とも会社に入った瞬間に「やめたい。。。」ばっかり。笑なんとか1年は頑張れと説得し、今は3年目になりました。社会の壁は高かったみたいですね。

大学生にとって、内定をもらってから就職するまでの期間は人生最大の至極の時間なのだと思います。逆に言うとこの時間を得るために、内定が欲しいのかとも思います。うちも二人とも2度の海外旅行です。おいおい、金は誰が出すと思ってるんだ〜〜〜!!!て感じでしたけどね。

今年もみなさん、就活、頑張ってくださいね。

あの頃、いつも笑って見ていた男はつらいよでしたが、満男の就活の回は、なんだか辛くて見れなかったのを覚えています。今は笑って見ていますけどね。